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「雪が解けたら…」
朝日新聞のコラム「あのね」では、毎週小さな子供ならではの楽しい言葉が紹介されている。
平成17年4月1日の「あのね」でもいろいろな子供の世界があったが、特に印象に残ったのが次の母子のやりとり。
スキー場で「雪が解けると何になると思う?」と尋ねた母に「牛乳!」。
そう言ったのは、4歳の女の子。
ボクは、これって本当にいいなぁと思った。
たぶんこのお母さんは、我が子の言葉にうれしそうに微笑んだと思う。
「そうじゃないのよ。雪が解けると水になるのよ」なんて言葉で水を差さなかったと思うのだ。
子供ならではの発想を喜び、子供はそんなお母さんの反応に充実感を感じた、とボクは思う。
人は大人になってゆくと、たくさんの知識や情報を手に入れ、そして、この女の子のような発想を失ってしまうように思える。科学的知識や情報に頼って、自分の感性で表現する楽しさや極端にいえば勇気をなくしてしまうように思う。それはそれでよいが、それがすべてではない、と思うのだ。
この女の子の言葉は、知っている「情報」をテープレコーダーのように「再生」したんじゃない。自分の頭、もしくは心で感じたことを言ったのだ。想像したことを新たな「情報」として創造したのである。想像が創造を生む、ということをこのコラムを読んで思った。本当にすばらしいなぁと思った。
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