
♪トミタ栞
第6回誕生日ライブ~平成 THE LAST~
TSUTAYA O-WEST
2019年2月2日(土)18:00-20:00/スタンディング
1曲目は、ミュージカル風の歌だった。最近は、ミュージカルへの出演も増えているようで、歌って踊っている姿を見てると天職という感じである。僕は彼女がDJをしているエフヨコ「だめラジオ」を通勤中にたまたま聴いてファンになったけど、おしゃべりはかなり面白い。この日のMCもいちいち可笑しかった。「最近、元気なんですよ~。朝起きて、よしって感じで、みなさんにこの元気をあげたいです。ほら、吸い取って~。私にできることは、これくらいしかないから。私、バカなんで~!」なんてたわいのないことを延々と話しているのだが、それが実に自然体なのが彼女の素晴らしいところ。世の中は役割分担だとつくづく思う。難しい理屈を考えるのが得意な人もいれば、彼女のように、勉学はともかく話したり、歌ったりが得意な人もいる。世の中がトータルでよければいいわけである。バンドメンバーは今回から一新されていて、ギター兼バンマスだった町田昌弘さん(マッチ-)は別の人に変わっていた。全体に若返っていて、ベースは、ライブ自体が2回目とか言っていた。「大丈夫か?」と心配になったが、ノープロブレムであった。「バレンタイン・キッス」でレディビアードがデスメタル風に歌っている部分も、しっかりギタリストが歌えていて、なかなかよいバンドだった。終演後、出口のところでトミタ栞本人が一人一人に挨拶しながら、ネーム入りボールペンを配ってくれた。間近でみる彼女は、とっても小さくて、とってもキュートだった!
以下、余談になる。 最近、気になるニュース。いろいろあるが、虐待とあおり運転は気になる。先月、野田市に住む10歳の少女が父親の虐待により死亡。「またか!」と呆れる。学校のアンケートに「お父さんにぼうりょくを受けています。先生、どうにかなりませんか」と書いて、助けを求めていた。そのアンケートには、「ひみつをまもりますので、しょうじきにこたえてください」と書いてあったが、ひみつを守るどころか、教育委員会の担当者は、虐待をしている父親にアンケートのコピーを渡していたことが後でわかった。また児童相談所は、虐待リスクが高まっている情報をつかんでいたにもかかわらず、親族の家にいた少女を父親が自宅に連れ戻したことを黙認していた。「救える命だった」と専門家がコメントしていたが、誰もが同じように感じる事件である。死に至るまで、どれほどの恐怖と苦しみを味わったことだろう。今となっては、少女の冥福を祈るほかない。
あおり運転のニュースも後を絶たない。高速道路で停止させられた老夫婦が後続のトラックに追突されて死亡した事件、前に割り込まれたバイクを時速100kmであおり、追突させて大学生が亡くなる事件。追突したとき、「はい、終わり~」というおどけたような音声が被告のドライブレコーダーに録音されていたため、これは過失ではなく、故意だと検察側は主張している。嫌なニュースである。自己中、身勝手、自分ファーストという意味で、似たようなことがライブ中にもあった。
会場はスタンディングだった。僕は一番後ろの壁際に立っていたのだが、いよいよ始まる5分前くらいになって、背が高い上に帽子をかぶった30前後の男Aが、すぐ前に入ってきた。完全に視界がふさがれてしまったが、まるで意に介してない様子。あまりの無神経さに呆れつつ、しかしながら声をかけるのも面倒なので、自分の方が少し横にずれた。彼はライブ中、何度も追加の酒を買いに行き、そのせいでトイレにも何度か行っていた。ライブも後半に入っていた頃、彼がトイレに行っている間に、数名の男が僕らの前方に割り込んできた。男Aとは違い、後ろの人たちを気遣っている様子があったが、男Aがいたスペースは空いていたので、男Bが入った。しばらくしてトイレから戻ってきた男Aは、自分の場所がなくなっているのがわかると、当然の如く、男Bの前に立った。男Bが前が見えないのでずれてくれとでも言ったのだろう。男Aは、少し横にずれたようだった。そもそも、スタンディングなので、どこが誰の場所なんてハッキリしないのだ。普通は適当に譲り合って済む話である。しかし、この男Aは違った。ライブが終わるやいなや、男Bに因縁をつけ始めた。「俺が先にいたんだ。それを横入りしやがって、この野郎。謝れよ!」みたいな感じにみえた。男Bは男Aの剣幕に圧倒されて平謝りだったが、相手が弱気になったことで却って勢いづいた男Aは、しばらくガンをつけて憂さを晴らしているようだった。他人の前には平気で割り込むが、自分が同じことをされるとキレるという甚だ身勝手なタイプである。しかも、相手が厳つい感じの強面ではないことで図に乗ってるところも目障りだ。男Aも虐待もあおり運転も、どこか似たものを感じてしまう。一言でいえば、精神面の未熟さと脆弱さだろう。自分のことしか見えてないため、些細な言動に傷つき、被害者のように大げさに反発してしまう。こんな残念なニュースばかりの中で、平成の幕が閉じようとしている。