♪ユニコーン 奥田民生50祭 “もみじまんごじゅう”
ライブ・ビューイング(横浜ブルク13)
2015年5月12日(火)19:00-21:30 / C列16番


 ユニコーンはメンバーが満50になるたびに、50祭ライブをやっていて、今回は、川西さん、テッシ-に次ぐ、3人目である。会場は、広島文化学園HBGホールと遠いので、映画館のライブ・ビューイングでの鑑賞となった。ライブ・ビューイングは、以前、民生の「ひとり股旅 厳島神社ライブ」を見たことがあるが、あまりの臨場感のなさに拍子抜けした覚えがあったので、今回は期待してなかったのだが、なぜか、そこそこよかった。座席は前から3列目だったので、それはそれは相当の迫力だったのである!

 まずは、お酒をちびちびやりながらの弾き語りからの幕開け。よく知っている歌ばかりなので、どれもこれもよかった。メトロノームを使った「マシマロ」も面白かったが、歌い終わってから「別にいらなかったな」と言ってて笑えた。ソロになってからの歌の方が好きなので、聴きたい歌がたくさんあったが、6曲だけだった。それにしても、サンフジンズはどうだか?奥田民生(vo/g)、くるりの岸田繁(vo/b)、伊藤大地(d)により2013年に結成されたスリーピース・バンド。初めて聴いたが、う〜ん、趣味に合わない…。前日のライブでは、この枠で地球三兄弟が出演し、「呼びにきたよ」や「サマーヌード」をやったようなので、そっちの方がよかったなぁ。ちなみに前日は弾き語りの代わりにMTR&Yで、こっちもそっちがよかった…。ただ、12日が本当の誕生日だったので、バースデーケーキをパフィーが届けに来るというサプライズ付きではあった。ここでパフィーの曲をってことになれば嬉しかったのだけど、それはなかった。そんなこんなで、やはりメイン・ステージは、ユニコーン。新曲の「ロック!クロック!オフロック!」と「私はオジさんになった」が披露されたが、こちらも個人的には「う〜ん」という感じ。「ペケペケ」は、EBIと民生のボーカル・パートを逆にして歌っていて新鮮だったけど、変な感じもした。盛り上げ役はやはり阿部さんで、さすがである。ボイス・チェンジャーのマイクを握らせたら右に出る者はいない!とにかく笑えた。なんだかこの人は、可笑しいのである。この日、一番よかったのは、「Feel So Moon」だったかな。「宇宙兄弟」のテーマ曲だけあって、宇宙的な広がりのある音作りと民生らしい巧妙な歌詞が相まった名曲だと思う。PVの出来がよく、この歌を聴くと頭の中で思い描いてしまう。アンコールの「人生は上々だ」も楽しめた。元曲では阿部さんが早口で息がつけないほどの熱唱をするわけだが、今回は、民生がボーカル。途中、阿部さんに代わったが、やはり、阿部さんの方が収まりがよい。歌によってボーカルとの相性があるのだとつくづく感じた。最後は、やはり「すばらしい日々」である。民生は2日間の拷問のような50祭ライブで疲労困憊という風であったが、とりもなおさずそれは、ユニコーンからソロ活動を通じての充実した「すばらしい日々」と共にあった音楽活動の集大成といった趣であった。
 この20数年間、民生は常に「憧れの人」であった。才能があって、人望があって、偉そうにしてなくて、飄々としていながらチャレンジャーで、「♪お金なんかはちょっとでいいのだ」と歌いながら結構なお金持ちであって、そこそこカッコイイ!自分の居場所や立ち位置に対するポジション取りが絶妙で、いい所を狙っているなぁと「羨まい人」である。職人というより営業マン。僕自身が好む音楽ジャンルは少しずつ変化してきたけれど、民生の音楽はこれからも聴き続けるだろうと思う。まだ聴いたことのない51年目からの音楽を楽しみに待っていようと思う。

Set List
【弾き語り】
01 .ひとりカンタビレのテーマ
02. The STANDARD
03. 荒野を行く
04. かいあって
05. マシマロ
06. イージュー☆ライダー
【サンフジンズ】
07. 富士夫人
08. さっさっサンフジンズ
09. ハリがないと
10. サーフジーンズ
11. パン屋さん
12. じょじょ
13. ふりまいて
14. サンフジンズのテーマ
【ユニコーン】
15. ロック!クロック!オクロック!
16. 大迷惑
17. WAO!
18. I'm a loser
19. ペケペケ
20. ユトリDEATH
21. 私はオジさんになった
22. はいYES!
23. SAMURAI 5
24. Feel So Moon
encore
25. 人生は上々だ
26. すばらしい日々