
鎌倉芸術館での弾き語りライブは今年で2年目。田島さんは横浜市金沢区六浦に住んでいた頃もあるそうで、しばらく地元ネタのMCで盛り上がった。ご本人もすっかり弾き語りライブが気に入ったようで、今年は全国を弾き語りで回るとも言っていた。それと、ちょうどニューアルバムの録音が終わったらしく、「今度のアルバムは期待してもらっていいです」とかなり自慢げだった(笑)。まあ、ファンとしては、うれしい限りである。今回もいろいろなギターを持ち込んでいた。かなりのギター・コレクターらしく、持参した4本ともこの1年の間に買ったものらしい。その中で特に珍しかったのが、ハワイのスライド・ギターだった。何の歌だったか忘れたが、ハワイアン風に演奏していて面白かった。それにしもて、このライブでの田島さんは、かなりリラックスしている。まるで自宅スタジオでくつろいでるかのようで、聴いたことないようなブルースナンバーを演奏したりして、若干、お客がついていけない感じもなきにしもあらずだった。まあ、そういうまったりした雰囲気を楽しみに行ってるので結果オーライではある。今回、個人的にベストだったのは「明日の神話」だった。この歌は、岡本太郎と長年のパートナーだった敏子さんとのことを歌ったものである。メキシコで埋もれていた「明日の神話」という太郎氏の作品を復元し、渋谷に運んでくるまでの一大プロジェクトに田島さんも一枚かんでいて、そのときに作った歌なのである。このプロジェクトが縁で、敏子さんとは度々一緒に飲んでいたらしく、「本当は、太郎さんではなく、太郎さんを支え続けていた敏子さんの方が好きだったのかもしれない」なんて話をしていた。ちなみに昨年のライブでは、原由子の「鎌倉物語」をカバーしていて、「本当にいい歌です。原由子さん、いい感じの方ですよね。桑田さんより原さんの方がいい。原さん、好きです!」と、似たような話をしていたのを思い出す。アンコールは、「プライマル」、そして「接吻」だったと思う。やはりこの2曲はずっと歌い継がれる名曲だなと思う。個人的には、ピアノ弾き語りの「プライマル」の方が好きではあるが…。