


田島貴男 in鎌倉 2012
20120210fri 19:05-20:55
なんだかややこしいのは、ORIGINAL LOVEと田島貴男の区分。メジャーデビュー当時は5名のバンドだったが、1995年からは田島さんのソロユニット(変な言葉だけど)になっている。個人的には、小松秀之氏のベースや森宣之氏のフルートが好きだったのだけど…。で、デビュー20周年となる昨年からはオリジナル・ラヴがオリジナル・ラブに変わったそうな。どっちでもいい話だが…。そんなわけで、ORIGINAL LOVE=田島貴男となっているのだが、今宵のライブは、オリジナル・ラブではなく、田島貴男のライブである。バンドじゃないからかもしれない。田島さん本人が言ってたが、完全に一人での弾き語りライブは初めてなのだそうで、その点ではとっても貴重なライブだったと思う。
ひょろっとした長身の田島さんがステージに現れると、割れんばかりの拍手に沸いた。観客の9割が女性ってところか。年代は30〜40代がほとんどと思うが、どうだろう?用意されている楽器は、アコギ2本と本人が「おじいちゃん」と呼んでいた1930年代物のピカピカのギター。ピアノの「プライマル」を期待していたが、ギターだけだった。
会場に着いてびっくりだったのは、新譜が出ていたこと。時々オフィシャルサイトでチェックはしていたのだが、今日現在まだアップされていない。実際には昨年11月、インディーズ・レーベルから発売されていて、ライブはこのアルバム「白熱」からが多かった。ちなみに5年ぶりとなったこの新譜では、すべての演奏を一人でやっている(民生の「OTRL」みたい…)。そんなわけで知らない歌が多かったが、イルカのカバーで「なごり雪」を歌ったりもした。「白熱」にもボーナストラックとして収録されているが、正直、田島さんと「なごり雪」は意外な取り合わせである。悪くはないが、もう1つ、原由子の「鎌倉物語」のカバーの方がよかった。MCで「本当にいい歌です。原由子さん、いい感じの方ですよね。桑田さんより原さんの方がいい。原さん、好きです!」と告白しているみたいで笑えた。桑田さんが書くメロディも独特のよさがあるし、原さんの「鎌倉物語」も本当にいい曲である。
さて、弾き語りというので、本当に興味深かった。オリジナル・ラブの歌はいろいろな楽器のアレンジやハーモニーが格好いいので、弾き語りではどうなんだろうと思いつつ聴いていたのだが、装飾を取り除いても結構、よかった。勿論、歌もギターもうまいからではあるが、歌詞が聴き取りやすいメリットも大きい。「初めて弾き語りだけのライブをやりましたが、いや、結構気持ちいいですね」とMCで語っていたから、またやるかもしれない(笑)。
ライブは2部構成になっていて、正味1時間半というところ。あっという間という感じだった。いわゆるヒット曲はさほど多くはなく、第2部で「恋の彗星」〜ラストの「接吻」、さらにアンコールで「プライマル」をやったくらい。大半が新譜からで、もっとやって欲しい歌がたくさんあるのになぁという気もした。次はやっぱり、バンドのライブで聴きたい!