「いつも君の味方」コンサートツアー
さだまさし
2003・12・4
東京厚生年金会館
 
 
今年の夏頃、カーステのFMラジオから、さだまさしの歌が流れてきた。
なんだか懐かしい声だった。
「親父の一番長い日」という歌。
題名は知っていたけれど。
1度くらい聴いたことあった、と思うけれど。
このとき、初めて本当に聴いたんだと思う。
いつの間にか泣いていた僕は、
兄妹のこと、
親子のこと、
を思っていた。
 
そんなことがあって、さだまさしのコンサートへ行ってみた。
歌手生活31年目なのだそうだ。
年間数十万人の人がコンサートに来るという。
すごい人気である。
観客の大部分は「おかあちゃん」である。
もう子育ても一息ついた、
丸くて柔らかくてシワだらけの手をした「おかあちゃん」ばっかりだった。
僕は、なんとなく、そのことに感動した。
日本という国が、こういう普通の「おかあちゃん」たちによって支えられてきたということに、
ジーンときてしまった。
 
さださんのコンサートは、面白いと聞いていた。
事実、話が1時間、歌が2時間、計3時間のコンサートだった。
人生というもの、
家族というもの、
平和というもの、
について思っていることを真剣に語り、ときどき笑い話を交えてのトークと歌。
がんばり過ぎないでスローに生きましょうというメッセージ。
当たり前のことではあるけれど、
当たり前でないことが多い時代だから。
 
「親父の一番長い日」は残念ながら聴けなかった。
知らない歌が多かった。
けれど、「北の国から」「精霊流し」「無縁坂」…、
そして、ラストに「秋桜」。
僕なりに、感じるものがあった。