
♪オリジナル・ラブ 「ラヴァーマン・ツアー」
渋谷公会堂
2015年7月18日(土)17:10-19:40 / 1階15列38番
前作「ELECTRIC SEXY」から2年ぶり17作目のニューアルバム「ラヴァーマン」は、なかなかの快作である。個人的には初期(2nd〜5th)のオシャレで乾いた感じが好きなのだが、ミュージシャンにしてみれば、常に新しい音楽を求めていきたいものなのだろう。大ヒットした「プライマル」や10th「ムーンストーン」辺りは好きなのだが、アルバムごとに雰囲気がガラッと変わり、若干、迷走している感もなくはなかった。で、本作「ラヴァーマン」であるが、初期に戻ることはないものの、中後期のいいとこどりみたいな印象である。キーボードがかなり幅を利かせていて、よりポップで聴きやすい雰囲気に仕上がっていた。
ライブは、初期の名曲3連発でたたみかける幕開けとなり、一気にヒートアップした。そして、「1、2、サンシャ〜イン!」と会場を煽る田島さんは、明らかにハイだった。「サンシャイン日本海」からアルバム「ラヴァーマン」の歌(セット・リストの※)を中心とした選曲となったが、ライブで聴いてもなかなかよい。途中、「渋谷公会堂」が建て直しになる話をしていた。オリジナル・ラブといえば、渋公である。この日がツアー最終日となるため、オリジナル・ラブとしては今の渋公でのラスト・ライブになるのであろう。久しぶりの広いホールがほぼ満席になったことが嬉しいとも話していた。ハイになっている理由はそれだけではないだろう。やはり、新作の出来に満足しているに違いない。「50を手前にしてですね、また、盛り返してきました!」というMCに会場も湧いた!それにしても、タフだ。ステージの端から端まで走り回り、絶叫し、何度も会場の照明をつけさせ、満席の会場を煽るのだった。バンドメンバーはアルバムを作った面々と同じいうことで、息もピッタリだった。木暮晋也(ギター)、真城めぐみ(コーラス)、村田シゲ(ベース)、小松シゲル(ドラム)、そしてバンマスの富田謙(キーボード)はほとんどプロデューサーだったと田島さんが言っていた。キーボードが前面に出ていると感じたのはそのせいだったのかもしれない。オリジナル・ラブのポップな面が引き出され、見事に成功していると思う。
田島さんのウェブ・サイトにある今年2月の日記は、こんな風に書かれている。「長い時間をかけて作ったオリジナル・ラブのニューアルバムが、もうあと少しで出来上がるところまできた。9年前からずっとコツコツ作り直してきた曲もあれば、
つい最近作った曲もある。リズム隊はほぼ全曲ミュージシャンたちによる生演奏。新しく懐かしいオリジナル・ラブらしいエネルギッシュなサウンド。トロピカルで不思議なポップスや、謎めいたクールなファンクもある。爽やかで切ないスイートソウルミュージック、情感がありつつもすっきりとした歌。実はかつてないほどジャズの技法を目立たないようにあちこちちりばめてある。珠玉のポップミュージックが並んだアルバムではないかと。」確かに、新しくて懐かしいし、珠玉のポップ・ミュージックばかりだと思う。
2時間半、中だるみすることのない完全燃焼のライブ・パフォーマンスだった。オリジナル・ラブは、やはりバンドで聴いた方が遙かにいい。もっと聴きたい歌も多数あったので、それは次回のお楽しみとしたい。
Set List
01 The best Day of My Life
02. スキャンダル
03. 朝日のあたる道
04. サンシャイン日本海 ※
05. GOOD MORNING GOOD MORNING
06. クレイジーアバウチュ ※
07. 今夜はおやすみ ※
08. フランケンシュタイン ※
09. 99粒の涙 ※
10. ビッグサンキュー ※
11. 四季と歌 ※
12. ウイスキーが、お好きでしょ ※
13. きりきり舞いのジャズ ※
14. 月の裏で会いましょう
15. 接吻
16. フリーライド
17. Let's go
18. The Rover
19. 希望のバネ ※
encore 1
20. ラヴァーマン ※
21. Jumpin' Jack Jive
encore 2
22. 夜をぶっ飛ばせ