パーフェクト!!
ニューアルバムからの「A Seed Of Love」で幕を開け、2度目のアンコール・ナンバー、名曲「Happy Valley」まで全てがすばらしく、極上品質だった!自宅で新作CDを聴いてるときはそれほどでもなかったのに、ライブではガツンと魂に響いてきた。ライブ後に聴くと、同じCDなのに全く印象が変わっていた。ライブだから感じ得るものがあるのだろう。例えばネット上で知り合った人の印象が実際に会うと違っていたり、旅先と日常で同じ風景が違ってみえるのと同じ様なことかもしれない。「どっちが本物?」と考えがちだけど、それよりむしろ、人の感じ方は置かれた状況で変わり易いと考えた方が納得がいく、ような気がする。


さて、今回のオレペコは、「オリエンタル・ミュージック」がテーゼ。元々ラテンのリズムやジャズのエッセンスを取り込んできたので、多国籍音楽へ手を広げていくのは自然な流れなのだろう。
ステージ上の歌姫、ナガシマトモコの揺らめく赤いドレスを見ていると、いつか訪れた古代ローマ帝国の遺跡、ギリシャの円形劇場(トリーア)を想い出した。
総勢10名のビッグ・バンド&踊り子。そう、今回の東京公演では、オリエンタルダンサーのHuleyaさんが特別ゲストだった。彼女がひとり加わるだけで、まさにオリエンタル・ムード!DNAの記憶を辿るように、遠い王国の宮殿で踊り明かす夜の情景が蘇るようだ。
Huleyaさんは心からダンスを愉しんでいるようで、絶やさぬ笑顔は世界一といっていい素敵なものだった。だいぶ前に友人Aとベリーダンサーのいるレストランに行ったことがあるが、目の前でみると艶めかしすぎて直視するのが恥ずかしかったが、今宵のダンスはただただ美しく、心から楽しめた。

歌や踊りは、古から神聖なものだったのだろう。その担い手は、大衆の憬れであり、尊敬される存在だったように思う。
歌う人、演奏する人、踊る人、拍手する人、光を照らす人と受ける人。
世界は、いろいろな人の才能や個性が集まって創られてきた。そこには、悲しい物語も少なくない。華やかなステージの裏側にある悲哀を感じるからこそ、この瞬間がとても大切にも思える。

たっぷり2時間、心底、楽しんだ。
間違いなくオレペコのベスト・オブ・ベスト・パフォーマンスだった。
日々を新鮮な気持ちで迎えるために、こういう時間が必要だという思いを新たにした。
一期一会、そして感謝感激の一夜の余韻が、しばらくの間、残るだろう。

Vo:ナガシマトモコ
Gt:藤本一馬
Pf:吉澤はじめ
Perc:岡部洋一
Ba:工藤精
Dr:小松伸之
Tp:Luis Valle
T.Sax:森田修史
Arab Violin:及川景子
special guest/Oriental Dance:Huleya
orange pekoe
Oriental Jazz Mode Tour 2014


マウントレーニアホール 渋谷プレジャープレジャー 1F C列4番
2014/04/18 19:40-21:45