Lisa Ono Winter Bossa Tour 2007
Bunkamura オーチャードホール
2007/12/20
1st stage
1.イパネマの娘
2.ハウ・インセンシティブ
3.ソ・ダンソ・サンバ
4.ワン・ノート・サンバ
5.コヘンテーザ
6.フォトグラフィア
7.ボニータ・ヂマイス
8.ルック・トゥ・ザ・スカイ
9.ブリガス・ヌンカ・マイス
10.Maracangalha
2nd stage
1.ジャンバラヤ
2.ドッグ・オブ・ザ・ベイ
3.ジョージア・オン・マイ・マインド
4.ホワッツ・ゴーイング・オン
5.オーヴァー・ジョイド
6.アンチェイン・マイ・ハート
7.おいしい水
8.想いあふれて
9.三月の雨
anc1.The Christmas song
anc2.You are the sunshine of my life
恒例の小野リサ、Winter Bossaに行ってきた。小野リサはいつ聴いてもいいのだが、でも、クリスマスの頃に聴くのは、格別にいい。異国情緒あふれるボサノヴァのリズムと小野リサの声を聴いてるうちに、慌ただしい日常のことが頭から消え、日本にいることさえすっかり忘れて、気持ちは遠くイパネマ海岸に行ってしまう。人気の公演なので、昨年はチケットが取れなかったくらいだが、今年は、来ることができて本当によかった。これで1年が気持ちよく終われるような気がする。
19時10分、小野リサ(vo.gui.)と4名のメンバーが登場した。ピアノ♂、フルート(サックス)♀、ドラム♂、ベース♂という編成。1曲目は、ボサノヴァの名曲中の名曲「イパネマの娘」だった。気負いも力みもなく、やさしい音楽がそよ風のように流れてきた。つづけて3曲歌ってから、MCが入った。約10年、ジャズのスタンダードや映画音楽、アメリカーナなど「音楽の旅」をしてきて、先月、ボサノヴァの産みの親でもあるアントニオ・カルロス・ジョビンの作品集を発表したばかり。次の曲もそのアルバムからで、個人的にも大好きな「ワン・ノート・サンバ」が軽やかに演奏された。5人による歌と演奏はまさにハーモニーだった。それぞれの楽器が高度な技術で演奏されながら、自分のパートに徹することで、互いの音色を邪魔することなく、1つに融合して鼓膜をふるわせ、心の奥に染みわたる。あっという間に第1部、50分のステージが終了した。15分間の休憩。しばし、余韻にひたりながら、至福のときを味わっていた。
小野リサは、今年第二子が誕生した関係で、昨年のツアーが途中で延期となっていた。そんな事情があって、今も「Bossa Americana Tour」の振替公演が行われているのだが、その中から「ジャンバラヤ」が演奏され、第2部の幕が開けた。考えてみると、今年は7月にも「Soul & Bossa」が発表されていて、小野リサにとっては大忙しの年だったのかもしれない。このアルバムの出来もなかなか良くて、スティービー・ワンダーの「オーバージョイド」やマービン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイング・オン」などがカバーされてるのだが、どれもアレンジがすばらしくて、原曲とは一味違った歌として聴くことができる。このアルバムから5曲が演奏され、そのあと再び、ジョビンの名曲が3曲続いて締めくくられた。
またしても、あっという間だった。特に凝った仕掛けがあるわけでもなく(昔は、弾き語りコーナーなど多少の演出もあったが…)、短めのMC、メンバー紹介があるだけだったが、全く飽きることもなく、すっかり音楽に酔いしれてしまった。アンコールでは、クリスマスソングも演奏され、なんだかとても華やかな気分になれた。コンサート会場を出ると、クリスマスツリーが飾ってあって、いろんな人が写真を撮っていた。幸せな気分になった。ありがとう、すばらしい夜よ。また、来年がありますように…。