ambalaya Tour 2006

小野リサ LISA ONO

2006.10.22 ★ 秋川キララホール
 今回のツアー「Jambalaya Tour」は、7月に発売された「Jambalaya−Bossa Americana−」に合わせてのもので、海外公演も含む全国ツアーだった。年末恒例のクリスマス・コンサートも魅力だったが、ボサノバで聴くアメリカも捨てがたく、こっちに行くことにした。ということで、会場は東京都とはいえ、かなり田舎にあるあきる野市の秋川キララホール。こじんまりとした小さなホールで、アットホームな雰囲気がよかった(音響もいいみたい)。

 午後6時過ぎ、まだ幕の開かないステージにスポットライトがともった。リサ姉さんがひとりで登場!ガットギターを抱えて、本家ブラジルのボサノヴァを歌った。自分の知らない曲だったが、いつも変わらぬ美声である。「今度のツアーでは、アメリカのいろいろな曲をやってますが、折角なので、ボサノヴァもやりたいと思って、開演前にこういうコーナーをつくってみました。」というようなMCに続いて、本公演の幕開けとなった。ステージ上にライトがつくと、純白のドレスが眩しかった。

 ここ数年、小野リサは、世界中のさまざまな音楽をボサノヴァ化してきた。フランスや映画音楽、アフリカ、ジャズのスタンダード(個人的にはこれがかなり好き)、少し前はイタリアだった。そして今回は、「そういえばアメリカがまだだったね」という感じである。アルバムからの曲が中心の選曲だったが、そもそもいろんな曲がカバーされていて多彩である。たとえば、ビートルズ・ナンバーで「I’ve just seen a face」があったり、グレンミラーでも有名なアイルランド民謡の「Danny boy」があったりである。しかしながら、全体としてはカントリー色が濃く、ステージ・セットもどこかアメリカ西部の田舎町といった雰囲気に作られていた。ジョン・デンバーの超有名なカントリー・ナンバー「Take me home country road」をはじめ、「Jambalaya」があったり、カントリー界の大御所、ウィリー・ネルソンの「Crazy」などがボサノヴァ風にアレンジされて、とっても楽しく演奏された。

 今回のコンサートは2部構成になっていて、前半の1時間はあっという間に過ぎた。会場には、若い人もいれば、頭の白くなった初老の方も少なくなかった。男女比も半々くらいだろうか。とにかくリサ姉さんの客層は幅広い!といつも思う。

 第2部は、リサ姉さん不在で始まった。名前を忘れてしまったが、若きバンジョーの名手を真ん中にして(マンドリンもやってた)、サックス(フルートもやる女性)とベース(ちょい太の外国人)の3人だけでとっても陽気なカントリー・ナンバーが次々と演奏された。途中からリサ姉さんも入って、即興のような形、それはまるで音楽でおしゃべりしているようなとても楽しい演奏が続いた。第2部でもアルバムからの曲が中心だった。MCはちょっと少な目だったが、いつもと同じ「大人の女性」ならではの柔らかなオーラに包まれていた!

 あっという間に時間が過ぎた。2部が終わると、たちまちアンコールの拍手が1つになり、大きく鳴り響いた。アルバムには入れられなかったものということで、確か3曲演奏してくれた。「おおスザンナ」などで有名なフォスターの歌と、それから曲名はわからないが、U2の「ヴァン・ディマンズ・ランド」と同じ曲(詞は違っていた)などをやってくれて、アンコールはアンコールですごくよかった!
 
 ライブが終わると、外はいつの間にか雨になっていた。食事をとってなかったので、近くのステーキハウスに入った。もうすっかりアメリカという感じのお店で、「Jambalaya tour」の余韻にひたりつつ、夜は更けていったのだった…。
来年は、クリスマス・ライブに行こうかな〜(独り言)。