2 0 0 2 1 2 5 K A N A G A W A K E N M I N H A L L
 
 便利な世の中になっている。といわれている。というか楽になっている。駅の風景も変わった。改札が自動になった。エスカレーターがついた。携帯でホームからも電話できる。ジベタリアンは混雑した車中でも座っていられる。楽になったのか。身体が弱くなったのか。弱くしているのか。便利で楽な生活のために、ニッポン人はますます忙しい。お金を稼ぐと同時に楽を買う。楽は結構高くつく。民生のライブへ行くのも年中行事になっている。昔のようにチケットぴあには並ばないで、インターネットで買っている。便利だがちょっと高い。高いが楽でいい。ホントにいいのかわからないけど。今年のツアーは「E」。勿論、いい!
 
 
 最新アルバム「E」と同じく、「俺は知ってるぜ」からの幕開け。ライブをやるために曲を書いているという民生の歌は、CDでもすでにライブのような臨場感だが、しかしやはりさらにライブはイイ。続いてもCDどおりで、「まんをじして」。いつものように変なタイトルが続く。そして次は意外な歌。パフィー「海へと」のカバー。カバーといったって、民生の歌だから民生が歌ってもしっくりいく。ここでMC。相変わらず途切れ途切れのトークに会場が沸く。間の取り方がいいというか、間ばっかりなんだけどなんか面白い。「校長先生の説教みたい」と近くの席で話している人がいたが、「この1年の自分の不甲斐なさを 反省しなさいよ」というよなことを語っていた。
 次はアルバム「E」から「家に帰れば」、タイトル曲の「E」とつづく。今回のアルバムについて民生は、「もうメロディとか複雑なコードとかはどうでもよくなった」というようなことも言っているが、もちろんそんなことはない。ますますご機嫌である。先月、斉藤有太さんが初のソロ・アルバム「SO」を出したので、その中から1曲。有太さんの声は、意外にもだみ声。ビックリといえば、「鼻とフラワー三世」にも驚いた。この曲は、「鼻とフラワー」を「ルパン三世」風にアレンジしたインストだが、なんと、民生がサックスを吹き、しーたかさんがフルートである。その後、余興と称して「これでお金はもらえないかな」などといいながら陽水民生コンビの「ショッピング」をやった。このときも民生はサックスを吹き、アレンジも恰好よくってすごくいい感じだったので、もう会場は大喜びだった。それから、ネギ坊ひとりがベースで「The STANDARD」を弾いたのも実によかった。曲の美しさが引き立ち、静まりかえった会場全体がメロディーに酔いしれている感じだった。
 後半はいつものようにノリのいい曲のメドレー。ディスコ調で不思議とカッコイイ「御免ライダー」、ヒット・シングル「花になる」、ライブでの人気が高い「手紙」、渋さが恰好いい「マシマロ」、ノリのよさで盛り上がる「哀愁の金曜日」、アルバム「E」でもラストの「ドースル?」まで一気にいった。民生はいつもCDの最後に意味深な歌をもってくるが、「ドースル?」もそうだ。語呂合わせと意味不明の歌詞が多いようで、結構、味わい深い民生ワールドは、CDでもライブでも満喫できる。
 今回のライブは珍〜しく、スーツ姿だった。それと、パーカッションに1名メンバーが加わり、さらに音がにぎやかしくなったEライブだった。それと今回はツアーパンフがなく、DVDパンフだった。その名も「動き出しそうなパンフ」。かなり笑えるパンフである。「写真」ではなく「ビデオ」でもない「動き出しそうな画像」が面白い!
 
 
1.俺はしってるぜ  2.まんをじして  3.海へと  MC  4.家に帰れば  5.E  6.トリコになりました  7.HEY! Mountain  MC&Smoke  8.有太さんの新曲  9.人間  10.荒野をゆく  11.鼻とフラワー三世  12.鼻とフラワー  13.へへへい  14.イージュー★ライダー  15.さすらい  MC  16.The STANDARD(inst.)  17.御免ライダー  18.花になる  19.手紙  20.マシマロ  21.哀愁の金曜日  22.ドースル?  ec1.ショッピング  ec2.CUSTOM  ec3.メリハリ鳥