bird / enjoy vacation
SHIBUYA−AX
2005/3/3
 
 
10日前、ソニーのチケット販売ネット・サイト「e+」からメールが届く。birdのライブモニター募集。当選者はわずか20組。とてもじゃないけど当たらないよな…と思いつつも、そこはメールの気楽さで、取りあえず申し込んでみた。そして、一昨日、「あなたが選ばれました」というメールが再び届いて、ビックリ!年度末で仕事もぎっちりあったけど、これも運命の巡り合わせだーとかなんとか適当なことを思いながら、たったったと渋谷へ出かけた。
 
birdのことは、実はよく知らなかった。オリジナル・ラヴの田島貴男がプロデュースしているっていうこと、それと宮沢和史の昨年のアルバム「SPIRITEK」の中でタイトル曲をデュエットしていることくらい。でも、「SPIRITEK」はとても気に入っていた。声がとてもいいのだ。聴いていて気持ちいい。田島さんも宮沢さんも特別好きなミュージシャンだから、きっとbirdも好きかも、という淡い期待を膨らませて、いつものようにAXの壁にもたれて開演を待っていた。この日は、プレゼント当選を乱発したのか、なんだか入場者も多いようで、とっても混んでいた。20代中心かな。お洒落な男女がいっぱいだった。
 
ステージに現れたbirdは、びっくりするくらい小さく、細い身体をしていた。でも、声は野太く低く、どっからそんな声が出るわけ?ってくらい迫力があった。しかも関西弁。自分が勝手に作ってもってきていたイメージとは全然違うbirdが、歌い始めた。とにかくボクは1曲も知らないわけだが、でもなかなかよかった。やっぱり、ライブの印象も声がよかった。伸び伸びと伸びて艶のある声は、大空を羽ばたく鳥のようだ。「自由」という言葉がぴったりで、本当に気持ちよさそうに歌う。それに当たり前かもしれないけど、あまりにも上手だった。音楽性は、初期のオリラヴのようなところがあったり、サンバリズムがあったりで、自分の嗜好ともわりと合っていた。「enjoy vacation」がツアータイトルで、とにかく楽しんでくださいねということだったが、本当にだんだんと楽しくなっていった。ギター、ベース、ドラム、パーカッション、キーボード、女性コーラス2名とbirdというわりと人数の多いバンドだったが、みんな楽しそうに演奏しているのが、見ていてよくわかった。どの演奏もよかったけど、ドラムが特にスゴイかなと思ったら、バンドマスターなのだそうだ。本当にニコニコと楽しそうに叩いていた。
 
歌の印象とは一味違って、birdはMCがとても面白い人。吉本興業でもやっていける?って感じだった。正月にインドへ行ったときのヨガ体験のエピソードもとても面白くて、会場はバカ受けだった。それと踊りがよかった。振付がちょっとヨガっぽくて、一緒に踊りたくなってしまう。いや〜、本当に楽しいライブだった。アンコールの中、次の歌で最後ですって挨拶したら、会場から「え〜」と惜しむ声がした。そこですかさず「別れがあるから、出会いがあるんねん」と関西弁で切り返す当たり、なかなかオモロイキャラだなぁと思った。また行こうかな、と思わせる楽しいライブだった。帰りに昨夏にリリースされた「vacation」を買ったら、直筆サインをもらえた(上の写真)。一夜にしてファンになってしまいました…。