


PUFFY・・・All Because of Live 2008
JCB HALL
2008/7/11
久しぶりに休みをとって、少し寝坊もして、平日の昼下がりから映画をみていた。それほど話題にもなってなかったからできるだけ期待を最小限に抑えて見たら、とってもいい映画だった。自家製ロケットで宇宙へ行くという突飛な夢を決してあきらめない農夫が主人公。周囲の人から無謀と言われ、変人扱いされ、強制妨害されてもひるまない。そう、たぶん無謀だからこそ夢なのだ。主人公が夢をあきらめない理由にも、泣けた。「やっぱ、夢をみなきゃ!」。そんな気分にしてくれるアメリカ映画だった。「庭から昇ったロケット雲」というタイトルもいい。生きててよかったと大袈裟に思いながら、劇場をあとにして、パフィーのライブまでの数時間を本屋に寄ったり喫茶店で涼んだりして過ごした。ゆっくりと時間が過ぎていった。
パフィーのライブは、昨年に続いて2回目。JCBホールは東京ドームのすぐ隣に今春オープンしたばかりのライブハウスだった。満席というか、ほとんどスタンディングなので、満杯といった方がいいだろう。おっきな兄ちゃんからちっちゃいギャルまで色とりどりだったが、みんなパフィーのファンということでは一致団結してるんだと思う。オープニングは、透け透けの幕に波のゆらゆらが映し出されて、まるで水の中にいるような演出だった。「プールにて」。2000年のアルバム「SPIKE」に収録されている地味な曲だが、こうして聴いてみるとなかなかいい。作詞・作曲は奥田民生。そう、パフィーには民生がよく似合う。産みの親であるから当然かもしれないが、最近のパフィーはすっかり民生不在で頑張っている。一番新しい「Honey
creeper」(07)でも13曲中、民生・陽水コンビは1曲のみだ。それでも、民生がプロデュースして創ってきた雰囲気というのは、ずっと消えないで残ってるように思う。だから、好きなのだが。
今回のライブの選曲は、実に幅広い。初期のヒット曲、「渚にまつわるエトセトラ」や「サーキットの娘」「これが私の生きる道」があって、確かアンコールで「アジアの純真」だったと思う。ライブで定番なのか知らないが、「赤いブランコ」や「パフィーのルール」「Tokyo I'm on my way」「海へと」は、確か去年もあった。そうそう、今回のびっくりは、ドラマーだ。いつものしーたかさんじゃない。どこの若者かと思いきや、なんと川西さんだったのだ。そう、元ユニコーンのリーダーである。相変わらずエネルギッシュなドラミングだったが、途中のメンバー紹介で川西さんだとわかると、とても嬉しくなった。名プロデューサー・笹路正徳氏が育てたユニコーンの音楽世界でリズム隊を担っていた1人が川西さんなわけだから、なんとも嬉しい。他にも飛び込みゲストがいた。はしのえみって、お姫様ルックのタレントさん。たまたま楽屋に行ったらいたので連れてきたと大貫亜美が紹介していたが、本当にそういうノリでもふらっと来ちゃいそうな雰囲気なのが笑えた。トークの内容は忘れてしまったが、すごく盛り上がっていた。今回のライブでは、亜美由美それぞれのソロ・コーナーもあった。珍しい企画らしい。いつも二人でやってるので、ソロだと緊張して前の晩、眠れなかったりすると由美が言ってたが本当かどうかはわからない。由美コーナーの中で川西さんが詞を朗読する場面があった。ブルーハーツ「君のため」の中の「好きです。神様よりも…」のフレーズだった。これも盛り上がった。基本的にライブに来ているお客さんというのは、盛り上がりたくて来てるので、ちょっとしたことでも盛り上がれる状態にあるには違いないけれど。
ライブの終わり方というのはおよそ2種類あって、静かなバラードでしみじみ締めるタイプと、最期まで盛りあげて終わりっていうタイプとがあるが、パフィーの場合はまさに後者である。アンコールでは「アジアの純真」を含む何曲かを演奏したが、これでもかというくらいに盛りあげて終わった。スカッとした。会場を出るとグッズ販売がにぎわっていた。1枚、もってないCDがあったので買ったら、コピーではない直筆のサインをもらえた。来年も行こうと思う。