吟遊詩団年末ライブ2005
 
at yokohama 「THUMBS UP」
in 2005・12・10
 
 
 
 吟遊詩団、恒例の年末ライブに行ってきた。今年は結成10周年だそうである。メンバーは若干入れ替えがあって、結成時から変わらないのが、代表の窪さん(vo.gui.)と蘇武さん(bs.)のふたり。CDは、「troubadours」(99)、「歩いていこう」(01)、「吟遊詩団V」(03)の3作品が発表されている。1作目から3作目にかけて音楽性は少しずつ変化しているが、一貫しているのが地に足の着いたマイペースで前向きな生き方ではないかと思う。バイク乗りがふと思う妄想をクスッと笑える詞にした「BIKE MAN」、遠くの島に来て想い出す彼女のことを歌にした「この島で」、悪夢をディープなロックにした「Sweet Dreams」、街で見かける美人をコミカルな物語にした「おねえさん」など、どの歌も窪さんが等身大で描いた世界がある、と僕には思える。
 
  
 
 この年末ライブは、いつも忙しい時期なので、「行けるかなぁ?」と思う。昨年は息子と一緒だったが、カミさんはいつも忙しいとか体調がいまいちとか言ってなかなか来ないので、今年は強引に誘ってきた。家でCDは聴いているが、ライブは初めてである。どんな反応をするか、それも楽しみである。
 18時、開演時間をやや過ぎてもまだ客が疎らだった。今年は少ないのかなぁと心配していると、だんだんと増えて、いつの間にか70人近くいただろうか、満席になっていた。1部は「吟遊詩団のテーマ〜We are the folk band」から「太陽と風と海」まで約30分くらい。客の方もまだ酔ってないせいか反応がいまひとつ、演奏もMCもちょっと硬い感じだった。しかし、食事をはさんでの第2部でワァーと盛り上がった!吟遊詩団、本領発揮は第2部である。
 
    
 
 第2部、窪さんのMCが面白く、長くなってきて、会場が盛り上がってきた。「夢をよくみます。それもあまりよくない夢を。こないだは小泉首相と一緒にいる夢を見ました。これはよい夢なのかな…」みたいなMCに続いて「Sweet Dreams」。カッティング・ギターのリフから始まるこの曲は、かなり恰好いい。
 去年は息子が窪さんのMCにかなり絡んで、結構会場を盛り上げたが、今年はなかなか絡めない。実は昨年は同じテーブルに美女4人組みがいて、彼女らが息子のテンションを上げていたのだった…。「今年はなかなか絡めないなぁ」と息子も思案(?)していたが、2部になってから、少し窪さんに絡むようになった。
窪:「みなさんもオジサンと呼ばれたことがあるでしょうが…」
息子:「ないよ〜!」
窪:「うん、いつか呼ばれるからね〜」
窪:「お酒は飲み放題なのでどんどん飲んでください」
息子:「お酒、飲めな〜い!」
窪:「もっと大きくなったら、飲んでね〜」
窪さんのMCはライブの楽しみの1つだが、今年はメンバー紹介に時間を割いて、それもなかなか面白い紹介なので、大いに会場を沸かせた。
                                           
    
           
 第2部はたっぷり1時間くらいあっただろうか。新曲も2、3曲あって、さらにキレのある充実した演奏が聴けた。いつか出る新譜が楽しみである。最後にゲストとしてバイオリン奏者が2名加わって、「地平線」が演奏された。本当に気持ちが地平線の彼方まで広がってゆくような雄大な楽曲である。バイオリンの音色と窪さんの伸びやかなボーカル、U2を思わせるようなギターがマッチして、本当に感動して涙を堪えるのが大変だった。この熱い感じがCDとは違うライブならではの醍醐味だろう。この感動があるから、また来年もきっと来たいと思うのだ。アンコールでは、吟遊詩団の原点でもある「海の仲間と」という歌が演奏され、大盛況のうちに幕を閉じたた。一緒に行ったカミさんの感想は、「元気がもらえて、とてもすばらしかった」と大満足の様子。そして、息子は「今年も突っ込みを入れられて楽しかった!」とうれしそうだった(笑)。
 吟遊詩団のみなさま、すばらしいひとときをありがとう。また、来年、会いましょう!