次もインスタ映えスポット!亀岩の洞窟へ行った。と書いてしまえば簡単だが、レンタルバイクにはナビがついてないので、そこそこ面倒ではあった。それでもスマホの位置情報が使える点は、とても便利である。学生の頃のツーリングでは、まず地図を頭に入れて、道路標識と照らし合わせながら現在地と行き先を走りながら考えるわけだが、案外、現在地がわからず道に迷ったり、違う方向へ行ってしまうことが度々あった。それでも日本一周できたのだから、今の便利さは「おまけ」くらいにしか思ってないが…。
 結構、観光客でにぎわっていた。看板の写真のようなハート型に見えるのは、春分の日または秋分の日前後の朝7時頃とやたら限定的。この期間限定という希少さが逆に人々の心をつかんでいるのかもしれない。スキナーボックスを使った脳の報酬に関する有名な実験がある。ネズミを4つの部屋に分け、@レバーに関係なく、一定時間にエサが出る、Aレバーに関係なく、不定期にエサが出る、Bレバーを押すとエサが出る、Cレバーを押すと、不確実にエサが出る、の4つに分けてネズミの行動を観察したところ、ネズミがレバーを押す回数は、CBA@の順に多かったそうだ。興味深いのは、BよりCが多いという点だろう。仕事でもギャンブルでも趣味でも、そして恋愛においても、BよりCのパターンで動物も人も、燃えるのである!
 3カ所目は、館山にある「里見の湯」へ行った。ゆっくり湯浴みをし、昼食を食べた。自動マッサージ機をやっているうちに熟睡してしまい、気がついたら機械が停止していた(汗;)。おそらく近い将来、AI搭載ロボットが見ていて、「お客さん、終わりましたよ」と丁寧に声をかけて起こしてくれるようになるに違いない。余計なお世話だと、僕は思うけど(笑)。時間があれば、帰る道すがら鋸山へ寄ろうかとも考えていたが、時間が厳しくなってきたので通過した。
 4ポイント目は、城南島海浜公園。なんとなく昔から気になっていた飛行機を間近に見られるスポットである。羽田空港の湾を挟んで東側に位置する広々とした公園で、家族連れやカップルなどでほぼ満車という混みようであった。公園までの道がわかりにくかったが、次々と飛行機が頭上を飛んでいくので興奮した。公園の南端には、長い望遠レンズをつけた愛好家がたくさん来ていた。飛行機は、次々と離陸、着陸を繰り返していたが、行き先や風向きによって飛ぶ方角が変わるため、すぐ近くを飛ぶのは、5〜10分に1度くらいだった。すぐ上を飛んでいるような写真もネットでみることができるが、色々な条件が重ならないとそういう写真は撮れないのかもしれない。あ、これもCの燃えるパターンだ!(笑)
 最後に、バイクのインプレッションを書いておこう。ハーレーは勿論、初めてだった。車体が大きいものの、少し乗り慣れると気にならなくなった。エンジンのトルクは十分あり、どんな状況からでもアクセルを回すだけで十分パワフルに加速可能だった。ハーレーといっても比較的小さいタイプだったため、取り回しも楽でとても乗りやすいバイクだった。1日目に息子を乗せて走ったが、タンデムシートの長さが15cm程と極端に狭く、意味不明だった。いつかは一番大きなハーレーに乗りたい気もするが、実物をみるとあまりの大きさに尻込みしてしまう。でも、いつかやろう。いつかやろうはやらないと同じ意味だと聞いたことがあるが、僕の中でいつかやろうは、本当にやることである。アメリカで買ったAVIREXの革ジャンは、いつか中年になった頃にSR400のような渋いバイクで着ようと思ってなけなしの小遣いで買ったのだが、今回、実現した。かれこれ30年が経ってしまったが…。

Four Points Touring in Tokyo-Bay
 今回は、東京湾の周りをぐるっと走ってみた。一緒に行くはずの友人Sは、雨予報、海外出張などで8月以降4〜5回延期を繰り返すうちに、とうとう12月まで日程が合わなくなったので、今回はソロ・ツーリングになってしまった。毎度のことながら天気予報には振り回される。予定では10月27日(土)〜28日(日)の日程だったが、土曜日が雨予報だったため、28日(日)のみの日帰りツーリングに変更したところ、前日になって晴れ予報に変わった。宿の予約もしてないし、実のところ成績書づくりが切羽詰まっていたので、結果的には日帰りでよかったのだが…。

 1つ目の目的地は、木更津にある江川海岸。
5時起床。犬の散歩をしてから、6時に出発。前の晩は、久しぶりに寝付けなかった。いつもなら数分で寝てしまうのに、午前1時、2時まで眠れなかった。「そんなにワクワクしてるんだ!」と逆に驚いた(笑)。当日は横浜マラソンのため、朝から横浜エリアの道路が封鎖されていた。ベイブリッジの迂回ルートが喚起されていたが、早朝だから行けるだろうと踏んで行ったら、幸いガラガラだった。さすがに早朝だからと安堵していた矢先、アクアラインの大渋滞にはまった。「こんな早朝に、なぜ?」「ゴルフ客?」慣れないレンタルの大型バイクでふらつくと危ないので、極力すり抜けしないようにしていたが、あまりの渋滞だったのですり抜けで通過した。

 江川海岸は潮干狩りスポットなので、この時期は閑古鳥が鳴いていた。ただ、最近はインスタ映えすると話題になっていて、僕もネットで見つけて訪ねたのである。右上の写真がソレ。海の沖まで続く電柱がなんともいえぬわびさびの雰囲気を醸していて、古いイタリア映画に出てきそうな、もしくは昭和の日本のような懐かしさを感じる風景だった。海の向こうには工業地帯の煙突が見えるが、それも遙か昔のように遠くに感じられた。インスタ的には水平線に沈む夕日をバックに撮るのがオススメらしいが、朝だったのでセピア色に加工して撮ってみた。
 帰りに堤防の上を歩いているとき、やはり、この風景を撮りにきたらしき男性がいた。なんとなくそちらを気にしながら歩いていたときに足を踏み外し、堤防から落ちてしまった。高さは1メートルほどで大したことなかったが、受け身をとる間もなく、左肩を堤防にぶつけてしまった。ちょっと撲っただけでツーリングには全く支障がなかったのだが、家に帰ってみると、激痛で腕が上がらなくなっていた(涙)。骨折はしてない気がして医者にはいかなかったが、それから2ヶ月が経った今でも痛みが残っている。水泳は半月ほどできなくなり、筋トレはいまだにできないままだが、バイク事故でなくてよかったと思う。