Trip to Bali 2012
ガイドのマハルディカさんに聞いて驚いたのは、バリの人は、1日1回しかご飯を作らないという話。曰く、朝、3食分の量の食事を作って、それを朝、昼、晩と同じものを食べるのだそうだ。働いている人も昼(昼休みは1時間)は家に帰ってきて食べるらしい。我々は旅行中なので、そんな食習慣を体験することもなく、毎度、違ったものを食べていたが…。
インドネシアには様々な料理がある。ちなみにインドネシアの「ネシア」とは「諸島」の意。その数は、18,000にもなるが、正確な数は政府でさえ把握してないそうだ。それらの島々に伝わる地元料理があるので、その種類も膨大なものになるのであろう。
日本でインドネシア料理といってもピンとこないが、ナシゴレン(nasi goreng)は聞いたことがあった。「ナシ」は「ご飯」、「ゴレン」は「炒める/揚げる」のこと、すなわち「焼きメシ」である。ミーゴレン(mi
goreng)の「ミー」は「麺」なので、「焼きソバ」である。どちらも味付けはマイルドなので、食べやすい。サテ(sate)も定番である。要は「串焼き」なのだが、タレの味付けがカレーだったりコリアンダーだったり、甘かったり(ココナッツかな)する。ご飯そのものはパサパサとしたインディカ米(長粒米)で、日本人にとってはあまり旨い米とは思えない。コシヒカリに代表されるようなジャポニカ米特有のモチっとした粘りがなく、水晶や真珠に例えられるような輝くテカリや豊かな風味もない、あっさりとしたとても残念なご飯なのだ。ピラフやチャーハンといった炒め物に向いているとよく言われるが、個人的には、そういった料理でも心底旨いと思ったことはあまりない。ちなみにバリでは、1年に3回米が作れるそうである。いわゆる三期作である。しかも、決まった種まき期があるわけではなさそうで、旅行中にも収穫した籾の天日干しの風景あり、生育途中の青田あり、田植え直後の稚苗ありと様々だった。
今回、生まれて初めて食べたものがあった。1つは「果物の女王」と呼ばれている「マンゴスチン」。一見硬そうな外観を一皮剥くとフワッと軟らかく(そういう人いますよね…笑)、舌の上で溶ろけてしまう食感と甘酸っぱさがとても美味だった。ドリアン王よりはずっと食べやすくて美味しい。もう1つは「スネークフルーツ」とこれまた怖い名前が付いているのだが、ヘビのウロコに覆われたような外観は、巨大なライチのようでもある。割ると中はまるでニンニクのようで、恐る恐るかじると硬いリンゴのようにコリコリしている。味は甘酸っぱく、悪くはない。果実といえば、生ジュースもよく飲んだ。マンゴー、パパイヤ、ヤシの実などなど。旅行中の水は、すべてペットボトルに入ったものを買って飲んだ。2年前の敦煌で酷い目にあった経験から、危ないと言われているものは決して口にしないことにしている。お陰様でお腹を壊すさずに済んだ。ちなみにバリの水の大半は地下水で、ガイドのマハルディカ家では一度沸かしてから飲んでいるとのことだった。
そんなこんなで、格別美味しいという印象はないバリ料理だが、ちょっと気に入ったのが、「ピサンゴレン」。「ピサン」はバナナのこと、つまり「揚げバナナ」である。料理といっても、おやつかデザートのようなもので、例えていえば、バナナのドーナツみたいな味わいである。それとバリならではの名物として忘れてならないのは、「コピ・ルアク」である。僕も何度かテレビで見たことがあるが、ジャコウネコの糞から作ったコーヒーのことである。ガイドさんの話では、美味しい豆だけを選んで食べるので、美味しいコーヒーになるとのことだった。一説には、ジャコウネコの腸内細菌等の働きで発酵し、独特の香りになるとのことである。僕も2回飲む機会があったが、一般的なバリコーヒーに比べて遙かに風味が強く、味に深みがあり美味しかった。しかし、希少価値のせいでとても高価である。コーヒー園でさえ、一杯が50,000ルピア(約500円)、豆が80,000ルピア/100gだった。中には安い物も出回っているそうだが、すべてニセ物だそうだ。
1 バリ以前
photo:nasi campur





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