Trip to Bali 2012
バリ島の面積は5,632km2で愛媛県とほぼ同じ大きさ。鉄道はなく、車は高価でなかなか買えない。そんなバリ市民の足になっているのが、日本製バイクだった。走っているバイクは、まずヤマハかホンダである。車の8割はスズキといった感じ。「ここは日本か?!」というくらい圧倒的なシェアである。
バリの成人は17歳だそうだ。17歳になると同時に、運転免許証がもらえる。「えっ、教習所には行かないの?」とマハルディカさん(ガイド)に訊くと、免許をもらう前に練習しているから、教習所へ行かずともすぐに乗れるらしい。で、その練習も普通に公道でやるのだそうだ。要するに無免許運転が社会的に許容されているということである。どう見ても中学生、若しくは小学生くらいの子供がバイクを運転している姿は、ちょっと異様だった。免許があってもなくても乗れるわけだから、免許自体は成人の証みたいなものなのだろうか。
庶民の足となっているバイクは、日本の原付くらいの大きさ。エンジンの排気量は100〜135ccとやや大きいため、キビキビとよく走る。車の間を縫うように疾走するバイクがとても多い。しかも、バリには制限速度がないから、スピードもかなり速く、見ていてハラハラした。車線もあまり気にとめてる風ではなく、路肩を逆走しているバイクもよく見た。勿論違反なんだろうが、安全であればいいじゃないか、ということでコンセンサスがとれている様子。日本でいえば、自転車の使い方に近いように見えた。飲酒運転も可らしい。ヘルメット着用は義務づけられているが、被ってない人も珍しくなかった。細かな規則でがんじがらめになっている日本人から見ると、なんとも自由で大らかな風景である。
バリ仕様の日本製バイクは、どれも似たスタイルで、シートが長めに作られている。バリの法律では、大人2人、子供2人の計4人までが乗車可能となっているそうだ。実際、4人乗りバイクはかなり頻繁に見た。中には、バイクに乗りながら、赤ちゃんにミルクを与えていたお母さんもいた(オッパイではありませんよ)。5人乗りも2回ほど見た。いくらシートが長めといっても、それほど大きなバイクではないので、どうやって座ってるんだろうと不思議だったが…。ちなみにガソリン価格は40円くらいである。
ついでに、バリへ行くまでの交通にも触れておこう。バリへ行く飛行機には、主にガルーダ・インドネシア航空とシンガポール航空がある。ガルーダの方は直行便なので、羽田→バリ島が6時間ほどである。今回の旅行では直行便がすでに満席だったため、シンガポール航空を使った。羽田→シンガポールが約6時間、空港内で3時間ほど待って、シンガポール→バリ島が約2時間半なので、直行便のおよそ2倍である。時間の節約を考えれば間違いなくガルーダがよい。ただ、シンガポール航空という選択も悪くはない、と今回思った。「一度は乗ってみたい航空会社ナンバー1ですよ」と旅行代理店に聞いていたが、ウソではなかった。あまり飛行機にこだわりはないが、世間の評判なども加えてまとめると、@機体が新しく設備が整っている、ACAが若くてキレイ(数回のクレームで解雇されるなど、勤務条件が厳しいらしい)、BCAの民族衣装がよい(好みによるでしょうけど)、C機内食などのサービスが充実(何度もおしぼりが出るし、飲食回数も少なくない)、Dエアコンがよく効いている(噂どおり、日本人にとってはやや寒いくらい)。シンガポール空港内には、生きた蝶の展示園があったり、無料で使える足マッサージ機やインターネット・サービスがあったり、カジノまであって、案外、退屈することもなかった。トイレの出入口には満足度を調査するためのディスプレイもあったりで、「サービス」に対する徹底ぶりは日本以上だった。さらに時間があれば、乗り継ぎ待ち時間を利用した市内観光ツアーも用意されているようだった。古くから東西貿易の拠点となり、現在もなおハブ空港として発展しているのも納得である。そのシンガポール空港(正式名は、チャンギ国際空港)内で帰国便を待ってるときに、ブータンのワンチョク王女(現国王の妹?)と遭遇するというサプライズもあった。さすがは、シンガポール航空?!(笑)
4 交通事情
photo:bike






