電柱
 
 

 
夕焼け小焼けの散歩道
どこからか夕飯の匂い
子供たちが慌てて家まで帰る
ボクはただひたすら走る
 
誰にも言えない言葉を話すよ
いつもは見せない涙顔で
 
はじめて本気で怒って泣いた
どこにもやり場がなくて
道端の電柱数えて走る
行き先はあの丘の向こう
 
誰かが誰かを愛するように
言葉にならない心見せよう
 
蛙が鳴いてる帰り道
明日を夢みてはいつも
犬も歩けば棒に当たる
ボクもだから電柱を目指す
 

written by atuc takada