|
割烹料理旅館・三崎館本店
神奈川県三浦市三崎
元祖まぐろのかぶと焼の老舗
日本人がマグロを食べるようになったのは縄文時代らしい。人間の何倍も大きくて、しかも魚雷並みのスピードで泳ぐ巨大魚をどうやって捕まえられたのか不思議だが、太古の昔から人間の食欲は凄まじかったということだ。三崎は焼津に次ぐ冷凍マグロの水揚げ港である。その港に面したところに、明治41年創業の老舗「三崎館本店」がある。中に一歩足を踏み入れると、時間が止まっているかのような空気に当たって、ほっと和んでしまった。仲居さんに通された和室「ゆり」からは三崎港が一望でき、落ち着いた雰囲気でくつろげた。オススメランチ「鮪御膳」は、刺身、ハツ時雨煮、ホホ肉照焼、尾の天麩羅、サラダ、御飯、味噌汁、香物と、いろんなマグロが楽しめるし、いずれも美味しかった。地元で有名な「まぐろのかぶと焼」もこの店で生まれた名物らしいが、品のある料理や仲居さんのさり気ない気遣いに、老舗が守ってきた伝統が感じられる。店を出るとき、女将さんと一緒にいた3歳くらいの女の子が「おきゃくさんがだいじ」とたどたどしくしゃべっていて笑えた。未来の女将さんだろうか。またいつか、ゆっくり来てみたいお店である。
Think slowfood!
|