|
「Mr.&Mrs.スミス」
−Mr.&Mrs.Smith−
久しぶりにハリウッド万歳!と言いたくなるような映画だった。
やっぱり、新作映画である以上、
何か新しい「おっ?」「おー!」「おお。」ってものが欲しい。
つまりは、驚きだったり、感動だったり、納得するものを期待するわけだが、
今作は、その点でなかなか期待に応える内容だった。
この映画は、「結婚生活6年の倦怠期にある夫婦が再生していく物語」なのだが、
二人が共に凄腕の「殺し屋」という設定が面白いのである。
一見アクション映画のようだが、それは材料だけで、中身は夫婦再生ドラマという二重性が面白い。
テーマはシリアスでありながら、結構コメディ仕立てというのもユニークで、
ブラッド・ピットのとぼけた演技がなかなか笑える!
当初、ブラッド・ピットの相手役は、ニコール・キッドマンだったらしいが、
他の撮影スケジュールの関係でアンジェリーナ・ジョリーに変わって、
この共演が縁で、本当の夫婦になってしまったのだから、
映画も面白いが、現実はもっと面白いなぁと思う。
アンジェリーナ・ジョリーといえば、「トゥームレイダー」で一躍有名になったように思うが、
名優ジョン・ボイドの娘だとは知らなかった。
チャーム・ポイントは何と言ってもアノちょっと大きすぎる唇だと思うが、
そういえば親父も同じ唇の持ち主だったなぁと面影が思い出された。
どんな映画でもそうだが、いい脚本も美しい演出も最後は役者で決まってしまうもの。
本当に結婚するくらいだから、劇中の二人はとても息が合っていて、
ブラッド・ピッドとアンジェリーナ・ジョリーならではの魅力炸裂って感じの映画である。
パンフレットにお互いについてのコメントがあった。
B.ピット「ただただ素晴らしい女性で、偉大な女優で素敵な人です」
A.ジョリー「とても良かったわ。彼は本当に仕事をしやすくとてもプロフェッショナルで、
このようなアクション映画にはぴったりで、おかしなことを一緒にやるチームメイトのようで楽しかったわ」
監督は、1965年生まれのダグ・リーマン(当時40歳)。
「スウィンガーズ」「go」、そしてマット・デイモン主演の「ボーン・アイデンティティ」などを監督したほか、
CMディレクターとしても活躍しているらしい。
D.リーマンは監督に選ばれたとき、「浮ついた結婚生活を続けることより、
トップの殺し屋でいる方が簡単だ、という映画の視点に興味をそそられた」と語っているが、
まさしくこの映画が全編を通じて「ちょっと笑える」のはこの部分だと思う。
それはジョークでもあるし、人間の本質を暴露しているともいえるのである。
クライマックス、二人がチームを組んで「組織」と対峙するシーンが出てくるが、
僕には、「明日に向かって撃て!」のラストシーンが蘇ってホロリとした!
ユーモアに笑えたり、アクションにハラハラしたり、ときには感動したりして、
そしてラストは…、フフフ(思い出し笑い)、見てのお楽しみ!
109シネマズMM横浜
DATA
アメリカ映画/2005年/製作総指揮(エリック・フェイグ)/監督(ダグ・リーマン)/
製作(アーノン・ミルチャン他)/脚本(サイモン・キンバーグ)/音楽(ジョン・パウエル)/
出演(ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、アダム・ブロディ、ケリー・ワシントン)
|