「シックス・センス」
−THE SIXTH SENSE−
 
 
 
「かつてない戦慄」「新感覚スリラー」といったコピーでこの映画は話題になった。
個人的には、「サスペンス」は結構好きで見るが、「ホラー」は絶対見ない。
で、その間にあっていつも迷うのが「スリラー」と「オカルト」。
どっちかというと「スリラー」は時々見て、「オカルト」はやめとくことが多い。
「シックス・センス」は、「スリラー」しかも「新感覚」というので、「ちょっと怖そうだけど勇気を出して見てみるか!」という感じだったのだが…。
 
監督・脚本のM・ナイト・シャマランはインド生まれのアメリカ・フィラデルフィア育ち。
当時なんと29歳、無名の新鋭監督だったが、いきなりB・ウィリスのような大物俳優の起用というのは、
かなり異例のことではないかと思いつつ、何も知らずに見ることにした。
そのB・ウィリスからの「お願い」というクレジットが作品の冒頭に登場し、「なんだ?」という気もしたが、
映画を見る分には全く気にとめる必要はない。
 
ヒッチコキアン(A・ヒッチコック監督のファン)を自認するシャマラン監督なので、
随所にその影響をみることができる。
ちょい出演するところなんかは、その最たるものだが、本作では医者役でちゃんと台詞もある。
ヒッチコックがほとんとバレない程度に出演するのに比べたら、堂々とした役者ぶりだ。
その代わりではないが、チラッとしか見せないのが、コール少年にしか見えない「何か」である。
チラっとしか見えないがゆえにいろいろなことを想像して、恐怖心がかき立てられてしまう。
 
素晴らしいといえば、キャスティングがいい!
何となく信用できる男、B・ウィリス。
コール役のオスメント君の演技は、もはや奇跡的。
B・ウィリスの妻アンナ役のO・ウィリアムスがまたまた知的な美女。
本作でも重要な役柄ではあるが、登場シーンは少なめ。
じっくり見たい方には、2001年のイギリス映画「ラッキー・ブレイク」がお勧め。
「フルモンティ」のピーター・カッタネオ監督の作品で、大いに笑って泣いて感動できるなかなかの秀作である。
コールの母親役のトニ・コレットは少しソフィア・ローレンのようなエキゾチックな雰囲気がなかなかグー!
思えばヒッチコックもキャスティングはサイコーだった。
ジェームス・スチュアート、ケーリー・グラントをはじめ、女優はバーグマン、グレース・ケリー、キム・ノバクなどなどブロンドで上品、優雅な美女揃いだった。
 
というわけで、第6感を刺激するお勧めの作品です。
 
 
 
DATA
アメリカ映画/1999年/監督・脚本(M・ナイト・シャマラン)/製作総指揮(サム・マーサー)/
製作(フランク・マーシャル/キャスリーン・ケネディ/バリー・メンデル)/
音楽(ジェイムズ・ニュートン・ハワード)/
出演(ブルース・ウィリス/ハーレイ・ジョエル・オスメント/トニ・コレット/オリビア・ウィリアムス)