「ファインディング ニモ」
−FINDING NIMO−
 
 
 
ピクサー・アニメーション・スタジオの最新作である。
前作「モンスターズ・インク」がよかっただけに、期待はかなり大きい。
「モンスターズ…」で主人公サリーのフワフワした体毛を見たとき、CG技術もここまで来たかと驚かされたが、
加えて圧倒的にユニークなキャラクターとその数の多さ、
さらに息もつかせぬストーリー展開など見所は実に多かった。
今作も前作同様、全く期待を裏切らない素晴らしい出来映えである。
 
ニモとは、カクレクマノミの子供の名前で、その父親がマーリンという。
どちらかというと主役はマーリンの方で、そういう意味では、大人向けの映画ともいえる。
それにしても、なぜカクレクマノミが主役に選ばれたのか?
「この魚はいつもイソギンチャクに隠れて生活していて、あまり遠くに行けないのを知って、
この物語にピッタリだと感じた」というスタントン氏の発案から物語が始まる。
新たに開発された最新のCG技術を駆使した海の世界は、思わず息の飲む美しさ!
菜食主義のサメ、人文字ならぬ魚文字を使うアジの群れ、400種類ものユニークな魚や珊瑚礁、
スピーディーな展開と、笑える台詞、泣かせる物語!
まさに大人も子供も楽しめるジェットコースター・ムービーである。
 
息子と一緒に見に行ったので、日本語吹き替え版を見たが、
マーリン役の木梨憲武、ドリー役の室井滋、どちらもとてもよかった。
見終えると、「もうちょっとで泣くところだった」と息子が言っていたが、
私の方も結構、危ないところだった。
ちょっと日常を離れて、肩の力を抜いて、ハラハラドキドキジーンとできる作品であ〜る。
 
 
 
DATA
アメリカ映画/2003年/製作総指揮(ジョン・ラセター)/監督(アンドリュー・スタントン)/
共同監督(リー・アンクリッチ)/製作(グラハム・ウォルターズ)/
脚本(アンドリュー・スタントン、ボブ・ピーターソン、デイヴィッド・レイノルズ)/
音楽(トーマス・ニューマン)/声(木梨憲武、室井滋)