上層
5−13km
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巻 雲 Cirrus
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俗称「すじ雲」。毛ではいたような形をしている。春と秋に多いが、1年中見られる。雨は降らせないが、雨になる前に現れる傾向あり。
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巻積雲 Cirrocumulus
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俗称「いわし雲」。小石を敷き詰めたような雲。他の雲に変化しやすく、見る機会は極少ない。雨は降らせないが、台風の前などに現れやすい。
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巻層雲 Cirrostratus
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俗称「薄雲」。空の高いところにベールがかかったように広がる雲。雨は降らせない。
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中層
2−7km
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高積雲 Altocumulus
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俗称「ひつじ雲」。白い雲片が無数に散らばって現れる。巻積雲と似ているが、高積雲の方が一片がやや大きい。雨の心配はないか、一時的。
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高層雲 Altostratus
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俗称「おぼろ雲」。層状に雲が広がり、太陽の光は弱まり、厚くなると太陽が見えなくなる。雨を降らす。下り坂に多いが、天候回復時に現れることもある。
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乱層雲 Nimbostratus
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俗称「雨雲」。高層雲が集まって乱層雲になる。厚みがあり、雨足は静かだが、雨量は多い。
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下層
地表−2km
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層積雲 Stratocumulus
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俗称「くもり雲」。1年中よく見られる雲で、雲片がくっついたり、離れて浮かぶ。形が様々だが、低層に現れるのが特徴。
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層 雲 Stratus
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俗称「霧雲」。高層ビルを隠すほど低層に現れる。平たく層状に広がり霧のようだが、地面には接することはない。
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積 雲 Cumulus
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俗称「綿雲」。青空に現れる底が平らでドーム状に盛り上がった雲。上昇気流による作られ、発達すると入道雲(雄大積雲)になり、にわか雨を降らせる。
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積乱雲 Cumulonimbus
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俗称「雷雲」。入道雲(雄大積雲)が発達してできる雲で、稲妻や雷を伴い、激しい夕立を降らせる。夏の発生以外に、5〜6月の雹を降らせることもある。
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その他
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航跡雲
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俗称「飛行機雲」。冷たく湿った空気中を飛行機が飛んでできる。逆に雲の中を飛んだあとが消える「消滅飛行機雲」もある。
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彩雲
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太陽の近くにある雲の縁などが五色に輝いてみえるとても美しい雲。よいことが起こる前兆として、古くから慶雲、瑞雲、景雲、五色の雲、五雲などと呼ばれている。
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レンズ雲
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上空の風が強いときにできる雲で、一般に輪郭がはっきりとして長く伸びる。レンズ雲が出ると、天気がくずれる。
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